【北京時事】中国・北京で18日に開かれた外務省の金井正彰アジア大洋州局長と中国外務省の劉勁松アジア局長の協議で、金井氏が劉氏に頭を下げたように見える場面を切り取った動画が中国のSNSで広まっている。高市早苗首相の台湾有事に関する発言を巡り、中国側の優位をアピールするためのプロパガンダの一環とみられる。
サッカーの国際親善試合は18日、東京・国立競技場で行われ、国際連盟(FIFA)ランキング19位の日本代表は、76位のボリビア代表と対戦し、前半を1―0で折り返した。
サッカーの国際親善試合で、日本はボリビアを3―0で下した
政府は18日、総合経済対策に盛り込む電気・ガス代の補助額を来年1~3月の3カ月で計7000~8000円程度とする方針を固めた。21日にも経済対策を閣議決定する方向で、詰めの調整を進める。
【ワシントン時事】高市早苗首相が台湾有事は集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に該当し得ると国会で答弁したことを巡り、トランプ米政権は静観の構えを見せている。中国が反発を強め、日中関係の緊張が高まる中、米中通商交渉への影響を避けたい思惑があるとみられる。
高市早苗首相の台湾有事発言について、ウクライナ侵攻を続ける上で中国と連携するロシアも注視している。ロシアのプーチン政権は、台湾を不可分の一部と見なす中国の「核心的利益」を支持。高市氏が掲げる日米同盟と防衛力の強化に警戒感もあるためだ。
【上海時事】吉本興業は18日、中国・上海市で開催中の「上海国際コメディフェスティバル」に合わせて20~22日に予定していた吉本新喜劇などのお笑い公演を中止すると発表した。中止の詳細な理由には触れず、「やむを得ない事情」としている。高市早苗首相の台湾有事発言を巡る中国側の反発が背景にあるとみられる。
【北京時事】中国・北京を訪問した外務省の金井正彰アジア大洋州局長は18日、台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁を巡り、中国外務省で劉勁松アジア局長と協議した。中国の薛剣・駐大阪総領事によるSNSの投稿に強く抗議し、早急に適切な対応を行うよう要求。中国側は高市氏の発言を批判し、双方の主張をぶつけ合う形となった。
外務省の金井正彰アジア大洋州局長は18日、高市早苗首相の台湾有事答弁を巡る日中局長協議で、中国の薛剣・駐大阪総領事のSNS投稿について強く抗議し、適切な対応を求めた。「日本国内の治安は決して悪化していない」と反論し、邦人の安全確保を申し入れた。
奈良市で2022年、安倍晋三元首相を手製銃で殺害したとして、殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の第8回公判が18日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれ、前回公判に続き、被告の母親の証人尋問が行われた。母親は、被告が事件を起こした原因について「私が加害者」と語った上で、被告に「申し訳ない」と繰り返した。
高市早苗首相は18日、植田和男日銀総裁と首相官邸で初めて会談した。植田氏は終了後、記者団の取材に応じ、首相との会談について「経済・物価、金融情勢、金融政策について話をした」と述べた。首相からは「要望、要請は特になかった」と話した。
沖縄本島の米軍基地内で3月、女性2人に性的暴行などをしたとして、不同意性交と傷害の罪に問われた在沖縄米海兵隊1等兵のオースティン・ウェディングトン被告(28)の初公判が18日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)であった。被告は起訴内容について「全てに記憶がない」と述べた。
日本政府観光局が18日発表した10月の訪日外国人数(推計値)は前年同月比17.6%増の389万6300人で、同月として過去最多だった昨年を大きく上回った。1~10月の累計は約3554万人で、初の年間4000万人突破が確実な情勢だ。ただ、台湾有事を巡る高市早苗首相の発言を受けて中国政府が日本への渡航自粛を呼び掛けており、今後の訪日客の動向に影響が及ぶ可能性がある。
大相撲九州場所10日目(18日、福岡国際センター)
18日午前10時40分ごろ、福岡県八女市星野村で住民から「セスナ機のようなものが墜落した。黒煙が出ていた」と119番があった。県警と消防が現場の山中を捜索したところ、墜落した小型機の機体らしきものが見つかり、付近で搭乗したとみられる3人が発見された。いずれもその場で死亡が確認された。
海上自衛隊と韓国海軍が調整していた捜索・救難共同訓練について、韓国側が月内実施を見送る考えを日本側に伝えたことが分かった。複数の日本政府・与党関係者が18日明かした。自衛隊による韓国空軍機への給油支援を、日本側が中止したことに対する報復との見方がある。改善基調にある防衛交流の停滞を懸念する声が出ている。