今から15年前、多くの人はテレビの前に釘付けになり何もできない自分に対して無力感を感じるとともに、福島事故に対応できない政府を見て「このまま日本が終わるのかもしれない」と絶望感に苛まれていました。
発災数日後に訪れた東京では放射能汚染の恐怖からか人々はいら立ち、各所に怒声が飛び交い、コンビニの棚から飲料水などがなくなるなど、殺伐とした光景が広がり、事故の詳細を知る与党政治家の中には家族を遠方に避難させるなど自分だけが助かれば良いという人間の浅ましさを見せつけてくれる人もいました。
その一方で頑として皇居を離れることを拒まれた天皇陛下、涙を流して東京消防庁の精鋭部隊を送り出した知事、命を懸けて被害を食い止めた福島の50人、文字通り身を粉何して救助活動にあたる自衛隊をはじめとする公務員、そして救助する米軍兵士を感嘆させた被災者の礼儀正しさを見て、改めて我が国の力強さを自覚した人も多かったのではないでしょうか。
建国以来、何度もこのようにして各自がそれぞれの役割を果たし危機を乗り越えてきたからこそ、我が国は世界で最も長い歴史を持つ国なのです。
今日は、お亡くなりになられた方々のご冥福を祈るとともに、このような我が国に誇りを持ち、そして各国の心温まる支援に感謝する一日でありたいと思います